ブント清算事業団の第二号ビラ
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若干の言明
1.1997年7月16日/「ロフトプラスワン襲撃事件」
ご存じの方も多いだろうが、1997年の7月16日、私がロフトプラスワン(旧店舗)で主催した「北朝鮮とよど号の真実」というイベントは、そこにいる(予定)荒岱介が率いる新左翼セクト「ブント」(自称)の襲撃部隊によって二度に渡る集団テロで妨害され、破壊された。一度目はイベントが始まる前に。プラスワンにやってきた私を店の前で待ち伏せて地下に拉致し集団暴行を加えるという形で。二回目はイベントの最中に、ステージの上で話している私に数人で襲いかかって殴る蹴るの暴行を加えるという形で。ステージを襲った部隊は襲撃後すぐさま逃亡を図り、観客はこれを追いかけ店の通報でパトカーも駆けつけ、結局それまで行われていた北朝鮮問題に関する討論は、「ブント」の組織的な襲撃と集団テロによって破壊され。踏みにじられたわけである。この事件に関しては「ロフトプラスワン襲撃を許さない共同声明」という運動が立ち上がり、パンフレットやホームページを製作している。ホームページには二回目の襲撃の様子を偶然撮影したビデオカメラの映像が公開されてもいるので、それを参照すれば何が起こったかは一目瞭然に分かるだろう。「ブント」の側もデマ宣伝やら腰の入らない「犯行声明」やらを出しているが、それらを含めた関連資料をもれなく集録してあるので、興味のある方は模索舎でパンフを買うか、インターネットでホームページにアクセスして欲しい。
2.1997年7月8日/「荒岱介・塩見孝也・鈴木邦男座談会」 この襲撃が起こった原因は、その前の週にプラスワンで行われた「荒岱介・塩見孝也・鈴木邦男」という面子で行われた座談会企画で、佐藤悟志が「ブント」と荒岱介を批判する自作のビラを配布し、質疑応答の際にも「ブント」と荒岱介を批判する意見を公然と述べたことに起因する。要するに組織的な報復であり、「党」に対する批判は許さないという言論弾圧である。
7月8日当日も、荒岱介と、当日動員されてプラスワンにやってきた百人弱のブント活動家の面々は、元メンバーでありそれゆえに的確かつ厳しい批判を投げつける佐藤悟志に腹を立て、ヤジと怒号で佐藤の批判を封殺しようとした。その騒がしい状況は、今回ステージを仕切っている(予定)石井一昌氏によっても目撃されている。僕は憶えていないが、ヤジと怒号で騒ぎ立てる「ブント」の連中に対して、石井一昌氏が「うるさい!人の話をちゃんと聞かんか!」と一喝する場面もあったそうで、店のビデオの不具合で当日の映像が記録されていないのがつくづく残念である。結局のところは、一日店長が一般客の容赦ない批判に晒されなおかつ立派にそれに耐えなければどんなに有名人でも「大物」として認定されない、日本における数少ない真剣な討論スペースであったロフトプラスワンの流儀に慣れていなかった荒岱介が、いい気分でちやほやしてもらえるのかと思って来たら、佐藤を始めとする常連客の情け容赦ない批判にさらされてメンツを潰されたので、そのきっかけを作った佐藤悟志に仕返しをしてこれ以上のブント批判を圧殺しようとしたのが、1997年7月16日の、「ロフトプラスワン襲撃事件」だったのである。
3.その後の店の対応と、今回の企画の成立した経緯 さて、この襲撃事件でイベントを破壊され、当日の営業を妨害されたロフトプラスワンはその後、「ブント」の代表者、つまり襲撃事件の最高責任者である荒岱介を、店の企画のゲストとしても、一日店長としても、それ以降一切呼ばないことを方針として決定した。
当たり前である。他の日の企画の一日店長を、自分に都合が悪いからといって集団で襲ってイベントごと破壊しようとするような奴を、のこのこプラスワンのステージに上がらせるわけには行かなかろう。
結局その後今日まで、荒岱介がプラスワンのステージに上がることはなかった。誰だかの葬式の二次会会場として貸し出されたときに、一般客としてやってきたことはあったらしいがその程度である。さて、こうした対応を通してきたロフトプラスワンではあるが、今回2000年6月15日の企画にゲストとして荒岱介の名前が載ってしまったことに関しては諸般の事情があるそうだ。
つまり、今回の企画はお店自体の企画ではなく、コーディネーターである木村愛二氏の企画として、日にちだけ空白にして任せていたところ、プラスワンのスケジュールを発表する当日になって、宮崎学氏らと共に荒岱介の名前の入ったFAXが送られてきて、判断に困っていたが対応する時間もなかったのでそのまま掲載しまったということだそうだ。だが店の方としても襲撃の件を許したわけでもないのでどうしたものかと考えていたところへ、日程表を見て佐藤悟志が事情を聞きに来店し、相談し合った末に今回の措置が採られたわけである。
4.ロフトプラスワンの平野悠氏と佐藤悟志の間の合意事項 つまり、このまま見過ごしてしまえば「ブント」と荒岱介は、今回の登場を口実に「襲撃事件」の件は手打ちが済んで水に流されたと宣伝するに決まっている。それは、プラスワンとしても佐藤悟志としても面白くない。しかし荒岱介の登場に関しては既に発表してしまったことだし、木村愛二氏らに任せた企画でもあるので今さらお断りするというのも難しい。そこで、
01.荒岱介の登場を今日に限って認めるが、佐藤悟志の後日のイベント開催をも含めた登場も認める。今日に関しては佐藤悟志は自分のビラを作って持ってくる。
02.佐藤悟志が自身で配布するとブントの活動家がまた襲撃する恐れがあるので、お店の側が代わりに『ルーフトップ』に混ぜて来店客に渡す。ということで、佐藤悟志と、プラスワンのオーナーである平野悠氏との間で合意が成立し、今回の措置となったわけである。
第二章 「ブント清算事業団」の登場
さて、以上の経緯を経て私の登場となるわけだが、佐藤悟志が代表管財人を務める「ブント清算事業団」は、一体何を目的とするのか。まず第一義的には「デマぶんと盗聴集団」戦旗荒派の解体と撲滅を目的とするのであるが、実はそのための綱領的な文章はできていない。ただ、聞くだに腹立たしいエピソードが伝わってくるので、それを地道に収集し、データベース化する作業が進められているところである。それらはいずれ「ブント清算事業団」の公式ホームページにおいて公開される予定だが、この場においてはいくつかのエピソードを紹介するに止めておこう。
1.中共・北朝鮮を支援する、隠れ「共産主義者」荒岱介 ブントの諸君は、自分たちは既にマルクス主義もレーニン主義も捨ててパラダイムチェンジしたから、そんなものは関係ないと宣伝しているし、もしかしたら自分でもそう思っているかもしれないが、もちろんそんないいわけは通用しない。
君らの行動様式はまるっきり共産主義に奉仕するそれであり、口先でいくら違うと言い張っても、果たしている政治的役割が「共産主義の擁護」であればそれは共産主義運動である。
例えば諸君は、朝鮮半島の北半分を支配する北朝鮮の政治体制を擁護し、その解体に反対し、あまつさえ北朝鮮に対する食糧援助>もちろん実体は「現代のヒトラー」として悪名高いゴロツキおたくデブ「キム・ジョンイル」に対する食糧の献納をあおり、以て北鮮労働党の独裁支配からの解放を願う北朝鮮人民の願いを踏みにじり、その戦いに敵対している。「普通だったらアフリカなんかで飢餓が起きるとどういうことになるかっていうと、やっぱり力が強いものが食料を取っちゃうらしい。家族といっても父親がだいたい多く取って食べちゃう。それで次に成人したものが食べる。だから子供が一番食べられないから餓死する。
ところが北朝鮮の場合は思想的な教育がされてるんで、子供に食べさせるとか本当に分かち合うということをやってるみたいだ。この七月に餓えが最高にひどくなるとかいろいろ言われてるけど。一応は国家的にいえばアフリカの絶対的貧困みたいな事態には至らないでいる。」
(「実体論から関係論へ」 荒岱介 『理論戦線』52号、137頁。
1997年7月15日発行)実際には一番強いゴロツキデブ「キム・ジョンイル」が一番多く食っているからあんなに太り、残った食糧は原爆製造のための費用稼ぎに輸出され、人民には配給されないから300万人とも言われる餓死者が発生している。まさしくその真っ最中に、荒岱介が公言した犯罪的な言辞である。現実には子供と分かち合うどころか、外国製のスニーカーが売られているヤミ市場で、孤児の子供たちが落ちている野菜のキレ端や軍人が吐き捨てた食べ物のカスを拾い食べてようやく餓えをしのいでいる映像が、決死の潜入ビデオ取材に撮られて公開されている。
つまり北朝鮮の飢餓と餓死者は、食糧が足りないから発生しているのではなく、公正に配分されないから発生するのだ。まさに自然災害であるどころか人災であり、「政治災害」なのである。この災害から北朝鮮の人民を救うには、その元凶であるチンピラおたくデブ「キム・ジョンイル」とその配下にある北鮮労働党を、いかなる手段を以てしても打倒・解体する以外にはない。ところが荒岱介は、「北朝鮮では子供と食料を分かち合っている」などと、その政治災害たる本質を隠蔽し、事実を歪曲することによってチンピラデブとその一党独裁を擁護し正当化している。まさしく「朝鮮人民の不倶戴天の敵」である。何か言いわけがあるか?。
また「ブント」は、「アジア地域における国家的規模でのドメスティック・バイオレンス」とでも呼ぶべき、中国共産党による台湾侵略、台湾共和国破壊の野望を擁護し、日米帝国主義の、軍事行動をも含めた台湾防衛戦略に敵対している。
結局、いくら口先で共産主義を捨てたといったって、地球上にわずかに残された共産主義陣営の拠点国家を擁護する策動に手を染めている以上、君らの運動は「共産主義運動」でしかないのである。
2.「盗聴ゲリラ」を自慢しながら盗聴法案に反対する
「盗聴ブント」また「ブント」の諸君は、最近流行の運動を利用してまた新しいビルを建てようと、盗聴法案反対運動などに顔を出している。
しかし、「ロフトプラスワン襲撃を許さない共同声明」パンフレットに寄せられた、「元戦旗・共産主義者同盟三里塚現闘団員」である小林義也氏の文章によれば、「ブント」は1986年の段階で、当時支援していた成田空港反対同盟(熱田派)の会議の内容を探るために盗聴を命じ、現闘団員に実行させていたそうではないか。現に「ブント」は自分たちの機関誌『理論戦線』の30号(1990年2月1日発行)において、反対同盟事務局長宅の電話盗聴の成果を自慢げに披露している。
つまりは警察やら国家権力やらの盗聴に反対してはいるが、「環境革命」とやらを標榜し、暴力革命すら否定しない荒岱介一味がひとたび革命を起こせば、恐るべき盗聴警察、盗聴国家が現出するということだ。こんな連中が顔を出している盗聴法案反対運動など、人々に支持されるわけがないと思うが。
何か言いわけがあるかい?。とまあこんな感じで、「ブント清算事業団」の活動は展開されていく予定である。興味のある方は下記にご連絡頂くか、ホームページ(建設中)を参照していただければ、まだまだ吐き気を催すようなネタにたくさん出会えることだろう。続きはその時に。
2000年06月15日
「ブント清算事業団」代表管財人 佐藤悟志
連絡先 〒160-0023東京都新宿区西新宿7-3-10
山京ビル5F-161「おふぃす・りぶら」宛
(注 連絡先は現在のものではありません)